プロ野球のキャンプもはじまり、いよいよ野球のシーズンが幕を開けました。
3月下旬に開幕するものと言えば、プロ野球だけではありません。
高校野球における2大大会のひとつ『選抜高等学校野球大会』も行われます。
今年は“平成最後のセンバツ”と早くも注目度が高まっている一方で、
昨年春・夏と連続して全国制覇を成し遂げた大阪桐蔭高がまさかの予選敗退。
まさに本命不在の大会と言えるでしょう。
その中で今回は、“平成最後のセンバツ”で注目すべき選手をピックアップ。
高校球界における秋のタイトル『明治神宮野球大会』を制した札幌大谷高校から、サブマリン投法で注目のエース太田流星選手の球速と出身中学での成績やドラフト評価も紹介していきます!
■清水大成(履正社)プロ注目のエース左腕
■石川昂弥(東邦)高校生離れの実力を持つ新二刀流
■奥川恭伸(星稜)ドラフト1位は確実?世代ナンバーワン右腕
■武岡龍世(八戸学院光星)超高校級の実力を持つ坂本勇人2世
■熊田任洋(東邦)三拍子そろった俊足
太田流星選手のプロフィール
第49回明治神宮野球大会 4日目
筑陽学園vs札幌大谷札幌大谷 #17 太田くん
筑陽学園を8回までノーヒットに抑えたピッチング。すごかった。#高校野球 #明治神宮野球大会 #神宮大会 #札幌大谷 #太田流星 pic.twitter.com/2V5bjbyWuR— akira⚾ (@akr__da) November 18, 2018
太田流星(おおた・りゅうせい)
所属:札幌大谷高校
ポジション:投手
学年:2年(2001年度生まれ)
投打:右投右打
▼ メモ
2018年秋に行われた『第49回明治神宮野球大会』で初出場・初優勝の快挙を成し遂げた札幌大谷の主戦右腕。
サイドスローとアンダースローの中間ほどのリリースポイントから繰り出すボールを武器に、甲子園常連の強豪校を翻弄。
筑陽学園(九州・福岡)との準決勝では9回先頭打者に安打を許すまで無安打投球という快投を披露して一躍注目を集めました。
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太田流星選手の出身中学と成績
太田選手は札幌大谷中学の出身です。
2016年の日本リトルシニア全国選抜ではベスト8まで進出しました。
中学時代には一時投手の道を閉ざしかけたことがあったとのことですが、そこで生き残るために決断したフォームの変更が奏功。
現在の変則投法の礎となりました。
なお、札幌大谷高の野球部は多くが札幌大谷中からそのまま進学したメンバーで構成されており、それが強さの源となっています。
初出場となる春のセンバツでの躍進にも期待がかかります!
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太田流星選手の球速とサブマリン投法の変化球
札幌大谷高校。明治神宮大会は初出場初優勝。選抜では堂々の優勝候補の一角となる。背番号17の太田流星君。大黒柱の西原健太君を立派に支え、道大会を制覇。神宮準決勝の筑陽学園戦では快投。北国の流れ星魔球がこの春、中央デビューする。 pic.twitter.com/7lrU7OvRQB
— BlueRock (@BlueRock1926) January 15, 2019
昨秋時点での最高球速は127キロでした。
当然ながら“速球派”の部類には入りませんが、その独特なフォームから投げられるボールは他の投手にはない球筋となり、打者を翻弄する最大の武器となっています。
そこにシュートやスライダーといった左右の曲がる系のボールを織り交ぜ、打たせて取る投球が信条。内野ゴロの多さが投球の特徴です。
ひと冬を越えて球速はアップしているのか、また新たな変化球の習得はあったのか。センバツで注目したいポイントのひとつとなります。
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スカウトの評価は?
パッと目を引く体格や快速球を持っているわけではない分、まだプロからの評価というのは聞こえてきていませんが、甲子園の大舞台で引き続き好投が見せられればスカウトも黙ってはいないでしょう。
いくらフォームが変わっているとは言っても、MAX120キロ台の速球で強豪校の打者を打ち取っていくというのは至難の業です。
一球ごとに投げるタイミングを変えてみたりなど、打者に自分の間で打たせない工夫ができるという点は大きな強みと言えるでしょう。
私的にはロッテ、西武辺りが獲得するのでは?
と思っています。
というのも、太田選手はサブマリン・・・
サブマリンといえば
ロッテ:渡辺俊介
西武:牧田和久
今となってはアンダースローの投手がいなくなったチームです。
速球投手とサブマリンの使い分け方を知っているチームだからこそ戦略・勝ち方・育て方のノウハウを熟知しているので、ドラフトの際に名乗りを上げるのではと思います。
特にこうしたタイプの投手は、実戦での姿を目の当たりにしてみないことには凄さが分かりづらいという部分もあります。是非とも札幌大谷の試合には注目してみてください!
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まとめ
今年は3月23日(土)に開幕する『第91回選抜高校野球大会』。
札幌大谷高は春夏通じて初めての甲子園出場が、“秋の王者”としての出場になります。
同じ初出場で初優勝まで登り詰めた神宮大会のように、春も旋風を巻き起こすことができるのか……。
チームの躍進のカギを握るのは、やはりエースの太田流星になるでしょう。
北の大地のサブマリン右腕が大舞台でどんなピッチングを見せてくれるのか。今から楽しみです。