プロ野球のキャンプもはじまり、いよいよ野球のシーズンが幕を開けました。
3月下旬に開幕するものと言えば、プロ野球だけではありません。
高校野球における2大大会のひとつ『選抜高等学校野球大会』も行われます。
今年は“平成最後のセンバツ”と早くも注目度が高まっている一方で、
昨年春・夏と連続して全国制覇を成し遂げた大阪桐蔭高がまさかの予選敗退。
まさに本命不在の大会と言えるでしょう。
その中で今回は、“平成最後のセンバツ”で注目すべき選手をピックアップ。
今回は大会屈指の好左腕と評される及川雅貴選手を紹介します。
及川雅貴選手のプロフィール
#高校野球 2018シーズンも対外試合ができる期間は11月末まで。2019年の対外試合解禁は3月一週目以降に。長くて、しかしあっという間に過ぎ去るだろう冬がやってくる。やりきったあとに生まれる圧倒的な自負。夏まで駆け抜ける。
※写真は横浜高校 及川雅貴 最速153 pic.twitter.com/tFSlMiBhYN
— 汗と涙。高校野球 (@gari_wasabi) November 24, 2018
出身:千葉
所属:横浜(神奈川)
ポジション:投手
学年:2年(2001年度生まれ)
投打:左投左打
▼ メモ
高校球界屈指の名門・横浜高でエースを任される注目の左腕。
チーム自体はセンバツに出場ができるかどうかの当落線上にいましたが、出場チームを決める選考委員会では「決め手はエースの及川選手」と選考委員から直接名前が挙がったように、まさにチームを甲子園出場に導きました。
また、高校に入学する前から怪物左腕として大きな注目を集めていて、中学時代にはテレビ番組の企画で中日・平田良介選手から三振を奪ったという経験もあります。
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及川雅貴選手の出身中学と成績
スーパー中学生 及川 雅貴
これは将来が楽しみだ pic.twitter.com/955p33XC9V
— [厳選]野球少年たちに贈る動画集 (@baseballkids_) March 2, 2019
匝瑳市立八日市場第二中時代は匝瑳リトルシニアでプレーしていました。
中学3年のころから140キロを超える速球を投げることで注目を集め、『第3回WBSC U-15ベースボールワールドカップ』では侍ジャパンU-15代表のエースとして国際大会でも活躍を見せています。
なお、小学校時代には千葉ロッテマリーンズjrの一員としてプレーしていた経歴もあります。
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及川雅貴選手の球速とフォームは?
昨秋時点でのストレートの最速は153キロを誇り、左腕としてはプロに入ってもトップクラスのものを持っています。
加えて、こちらも超高校級と評されるキレ味抜群のスライダーを持っており、その2つの球種のコンビネーションで打者を斬ってきました。
投球のほとんどが速球とスライダーで構成されていますが、これは投球全体のクオリティを下げないようにあえて取り組んでいるというところもあるようです。
それでいてドラフト1位級の評価になっているのですから、新球の取得なども含めて今後が楽しみですね。
また、フォームはセットポジションから始動するオーソドックスなものでしたが、秋から新フォームを模索してきたという情報もあります。
甲子園のマウンドに立つ及川選手がどんな投球フォームになっているのか、注目が集まります!
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スカウトの評価は?
貴重な速球派左腕として大きな注目を集めてきた及川選手。
特に地元出身でありジュニアチームの出身ということもあって、ロッテが精力的な調査を見せているようです。
個人的には、横浜をホームタウンにしているDeNAの動きにも注目しています。
DeNAといえば、今永昇太選手や東克樹選手、石田健大選手に浜口遥大選手といった若く優秀な左腕投手が多数所属しているチームで、身近に良い例がたくさんいるという環境は及川選手の将来に良い影響をもたらしてくれることでしょう。
今年1月の始動日には地元のDeNAをはじめとする4球団のスカウトが挨拶に訪れたそうで、及川選手もその場でプロ野球を志望する旨を表明しています。
この春はもちろん、夏も含めてどれだけ評価を高められるのか注目です!
また、素質の高さは海を越えたメジャー球団からも熱視線を浴びるレベルで、これまでにフィリーズのスカウトが及川選手についてのコメントを出しています。高卒ですぐの挑戦はなくとも、将来的にはメジャーでの活躍にも期待がかかります。
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まとめ
今年は3月23日(土)に開幕する『第91回選抜高校野球大会』。
この春の出場チームを見てみると打力が自慢の打ち勝ってきたチームが多いだけに、
世代屈指の左腕と言われる及川選手が強力打線を相手にどんな投球を見せるのか、注目が集まります。