桃田賢斗の事故は陰謀説はウソ!復帰はいつで怪我よりもPTSDが深刻?

2020年1月13日マレーシアでバドミントンの桃田賢斗選手らが乗った車が事故を起こしました。

運転手は死亡、桃田賢斗選手とコーチやトレーナーは命に別状はないものの怪我をして、マレーシアの病院に入院。

怪我の程度は1週間程度で回復するとのことで、明日日本に帰国するとのことです。

この記事では、桃田賢斗選手の事故に対して陰謀説がTwitterで騒がれていることと、復帰のめどと怪我より心配なPTSDについてまとめました。

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桃田賢斗が乗った車が事故で怪我

マレーシアの首都クアラルンプール郊外で、バドミントンの国際大会を終えて空港に向かっていた、世界ランキング1位の桃田賢斗選手らが乗った車がトラックに追突し、車の運転手が死亡し、桃田選手ら日本人3人を含む4人がけがをしました。現在、現地の病院で手当てを受けていて、マレーシアの保健相は桃田選手らは「快方に向かっている」と述べました。
引用元:NHKニュース

桃田賢斗選手は日本に帰国するため早朝、空港に向けて移動中に事故にあいました。

まだ24歳のマレーシア人の運転手が死亡。

後部座席に乗っていた桃田賢斗選手とコーチ、トレーナーは怪我をしたものの命に別状はない、というニュースが流れました。

その後のニュースで
桃田賢斗選手の怪我の程度は顔面を裂傷、全身打撲とのこと。

当初、鼻を骨折したというニュースが流れましたが、その後のMRI検査などの精密検査によって骨折していないことがわかりました。

上の画像で顔に怪我をした痛々しい姿の桃田賢斗選手と握手をしているのは、マレーシアの首相です。

事故から1日経って、入院しているマレーシアの医師から桃田賢斗選手らの怪我は安定しているという判断から、明日日本に帰国することとに。

事故後、「自分はまだバドミントンができますか?」と質問した桃田賢斗選手。

目の前で自分と同年代の運転手が亡くなり、桃田賢斗選手自身も怪我を負ったことから精神的にも大きなショックを受けていることがわかります。

今回の桃田賢斗選手の事故について、ネットでは陰謀説が流れています。

次で陰謀説について検証します!

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ネットでは陰謀説が

Twitterでは、桃田賢斗選手の事故は陰謀なのではないか?

という根も葉もない噂が沸き上がっています。

個人的な感想ですが、陰謀説はないと思います。

まずはネットで湧き上がっている陰謀説を紹介します。

バド桃田賢斗かわいそうだね。運転手死亡したみたいだけど、運転手はお金と引き換えに、事故を起こして桃田選手をつぶすように誰かに言われてたんじゃないかという陰謀を我は推測する。死ぬつもりはなかったのかもしれない。

桃田賢斗選手事故!

桃田賢斗と言えば今世界トップクラス!

オリンピック直前の陰謀説が(・・;)

桃田さんのニュースを初めて観た時正直何かの陰謀なんじゃないかって思ったのはきっと俺だけじゃないはず

バトミントンが盛んなマレーシアは国を挙げて桃田賢斗をつぶしに来たか?っていう陰謀に違いない(ワロ
首相クラスが見舞いに来るとか異例っちゃ異例だよなw
有能選手とはいえw

まだ24歳の若いマレーシア人の運転手が亡くなった事故なのに、このような陰謀説が沸き上がるとは・・・。

私がなぜ陰謀説を否定するかというと、

桃田賢斗選手はマレーシアではとても人気のある選手です。

サイン会が行われるとマレーシアの桃田賢斗選手ファンが行列を作るほどだし、桃田賢斗選手自身もマレーシアをとても好きと過去のインタビューに答えていました。

マレーシアは親日国ですし、バドミントンは国技といってもいいくらい盛んです。

そのバドミントンで世界ランク1位の桃田賢斗選手は、ヒーローのような存在なのではないでしょうか。

入院している桃田賢斗選手のもとには、マレーシアのバドミントン選手や副首相などもお見舞いに駆けつけているそうです。

世界ランク1位の桃田賢斗選手に対しての陰謀はあったのかなかったのか・・・。

日本で陰謀説があがっていると知ったら、マレーシアの人たちは悲しいと思うでしょうね。

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桃田賢斗の復帰の予定

事故から翌日の1月14日に日本バドミントン協会の銭谷欽治専務理事が記者会見をし、3月の全英オープンを復帰のめどとしていることを発表しました。

事故で受けた怪我については1週間程度で回復するものの、精神的な回復が心配だとも話していました。

東京オリンピックを控えた2020年の桃田賢斗選手の当初のスケジュールは次の通りです。

大会名

2月:アジア団体選手権

3月:ドイツオープン
       全英オープン
       マレーシアオープン

4月:シンガポールオープン
   ニュージーランドオープン
  30日 東京五輪 代表決定

5月:トマス杯

6月:オーストリアオープン
タイオープン
   インドネシアオープン

7月24日:東京五輪開幕
  25日:男子シングルス

2月はアジア団体選手権の出場予定でしたが、回避することとなりました。

バドミントン協会は

3月11日~15日に行われる全英オープンで復帰を目指すと発表しました。

元バドミントン日本代表の潮田玲子さんが夕方のニュース番組で桃田賢斗選手の今後の大会エントリーについて話した内容では、

3月の全英オープンの後の大きな大会は5月のトマス杯、6月のインドネシアオープンだそうです。

上の表の赤字部分ですね。

ただ、順調に回復して3月の復帰ということですので、桃田賢斗選手の体調次第ということになります。
  
 
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怪我より心配なのはPTSD

バドミントン元日本代表の潮田玲子さんによると、怪我が治って練習にもどっても体に今までにない違和感を感じることがあるそうです。

バドミントンは全身を使うスポーツなので、ちょっとした体の違和感でコンディションが崩れることも。

さらに、3月の復帰まで本格的な練習ができないとなると筋力の衰えやコンディションが変わってくるんだとか。

身体的な面に加え、心配なのはPTSDです。

PTSDはショックな出来事を経験することで心身に大きな影響をあたえてしまう症状です。

今回は桃田賢斗選手と同年代の24歳の運転手が死亡するような大きな事故に遭遇したわけなので、しばらくは精神的な影響が出る可能性があります。

特に事故当時と同じ状況に接した時に、恐怖を感じてしまうことがあります。

潮田玲子さんによると、今回は移動中の事故なので車で移動の際にゆっくり休めないなどの心身に影響がなければいいが・・・と話していました。

この点は、バドミントン協会も同じ見解で心身ともに早期に復帰することを目指している、といった内容のことを記者会見で話していました。

桃田賢斗選手が入院する病院にヘッドコーチが駆け付けた時に

ぼうぜんとした様子で

「自分はまだバドミントンができますか?」

と聞いた桃田賢斗選手。

大きな事故に遭遇したことで精神的なショックを受けたことが感じられます。

潮田玲子さんは他にもこんなことを話していました。

「自分はオリンピックに縁がないと思わないで欲しい」

2016年のリオオリンピック目前に賭博で登録を抹消され、五輪の出場を逃した桃田賢斗選手。

復帰して世界ランク1位になり、東京オリンピックでは金メダルを期待する中、五輪まであと半年というときに大きな事故に遭遇してしまいました。

潮田玲子さんの言う通り

自分は五輪に縁がない

と思ってしまいがちですが、気持ちで負けてほしくないということですよね。

本当にそう思います。

15日には日本に帰国するので、安心して治療や休むことができるのではないでしょうか。

急がずゆっくりでいいから心身ともに復帰することを願います。

桃田賢斗選手、がんばってください!

そして東京オリンピックで一番高いところで金色に輝くメダルを首にかけた姿を私たちに見せて欲しいです。

最後になりましたが、この度の事故で亡くなられた運転手の方のご冥福をお祈りします。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。