ノーベル賞受賞はいつ?と
有力候補の坂口志文教授。
どんな研究をしているのでしょうか?
出身大学や今までの受賞経歴と
妻と家族について調べてみました♪
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坂口志文教授はノーベル賞受賞が近い!
ノーベル賞生理学・医学賞の受賞が
間近といわれている坂口志文教授。
2017年に受賞すれば3年連続で
日本人が受賞することになり、
かなり期待されています。
ノーベル賞受賞が間近と
いわれる理由は
「ガードナー国際賞」と
「トムソン・ロイター引用栄誉賞」
を2015年に受賞したからです。
この二つの賞を受賞した研究者に
ノーベル賞受賞者が数多くいる
ことから、
ノーベル賞受賞間近か!
といわれています。
また、ガードナー賞を受賞した時は
2016年にノーベル賞を受賞した
大隅良典教授も受賞しました。
ノーベル賞受賞間近の坂口志文教授
の研究はどんなものなのでしょうか?
アレルギーの治療に役立つ制御性T細胞とは?
坂口志文教授は人間の免疫に影響する
「制御性T細胞」
を発見。
坂口教授は制御性T細胞が
人間の過剰に働く免疫作用を
抑える役割があることを
突き止めました。
この制御性T細胞の研究が
さらに進めば、
アレルギー疾患の治療や予防が
可能になるんだそうです。
アレルギーといえば今では
身近な病気ですよね。
花粉症やアトピーなどに悩む
患者さんにとって
夢のような細胞の制御性T細胞。
早く治療や予防に生かして
欲しいです。
そんな「夢のような細胞」を
大発見した坂口教授とは
いったいどんな人物なのでしょうか?
坂口教授の出身大学は?
坂口志文(さかぐち しもん)のプロフィール
生年月日:1951年1月19日(66歳)
出身地:滋賀県長浜市
出身高校:長浜北高校
出身大学:京都大学大学院卒。
父 京大出身
母 江戸時代からの村医者の家系
小さいころから医学には親近感があり、
漠然と将来は医学部にいって
精神科医になろうと思っていました。
中学時代は画家か彫刻家をめざし、
美術部に所属。
コンクールの表彰状集めを楽しむ
ほど才能がありました。
今でも美術鑑賞が好きなんだとか。
高校は父の勧めで、父親が校長の
長浜北高校に進学。
中学時代は美術部が忙しくて
全然勉強しなかったそうです。
一浪して京都大学に進学。
精神科医を目指していたが
大学紛争の中心にあったことから
臨床から離れ、将来をゆっくり
考えるようになります。
大学の講義で免疫学に興味をもつ
ように。
免疫学が向いていなかったら
故郷に帰って医者でもやる、と
いった気持ちで大学院へ進学し、
研究を始めます。
今一つ研究が面白いと
思えないと感じていたころに
愛知県がんセンターの
西塚泰章先生たちの論文に出会います。
これが今の坂口志文教授の研究の礎
となることに。
京大の大学院を中退して
愛知県がんセンターの
無給の研究生になり、
論文を書くために
中退した京大に戻ります。
論文を出したものの全く注目されず
アメリカの奨学金制度で渡米留学。
仮説を実証するための研究を
続けました。
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8年後、免疫学界の大物
イーサン・シェバック氏が
坂口教授の研究を支持してくれた
ことが追い風に。
日本に帰って研究成果を発表
したのが1995年。
坂口教授が最初に仮説を立てて
から20年近く経過。
日本にもどっても当時は無名の
研究者だった坂口教授。
ラッキーなことに
若手研究者を独立させて研究を
させる制度「さきがけ21」の
第1期生に選ばれ、
理化学研究所の
研究員となり小さなチームを
発足させることができました。
その後、2003年に
制御性T細胞の特徴を決めている
マスター遺伝子を発見するという
大きな成果を得ます。
その制御性T細胞が人間の免疫疾患
にかかわっていることを
発見したことにより、
多くの分野の研究者が参入。
論文がすごく増えました。
そして今
制御性T細胞は免疫学の
三大テーマの一つと
なりました。
自身が立てた仮説を信じ、
研究を貫いてきた坂口教授。
途中、免疫学界からそっぽを
向かれる不運もありましたが
それを上回る幸運もあり
研究の成果をあげることが
でき、今があります。
あきらめないで突き進ん
いった研究姿勢が実ったと
いうことなのでしょうか。
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受賞経歴がかなりヤバい!
坂口教授は今までたくさんの
賞を受賞しています。
その中にはかなり権威の高い賞もあり
坂口教授の研究がどんなに世界で評価
されているのかを、伺い知ることが
できます。
1986年
ルシル・P・マーキー生物科学賞
2003年
持田記念学術賞
2004年
ウィリアム・コーリー賞
2005年
武田医学賞
高峰記念三共賞
2007年
文部科学大臣表彰科学技術賞
2008年
上原賞
慶応医学賞
2009年
紫綬褒章
2012年
朝日賞
日本学士院賞
米国科学アカデミー外国人会員
2015年
Maharshi Sushruta Award
ガードナー国際賞
中日文化賞
トムソン・ロイター引用栄誉賞
吹田市長賞
ガードナー国際賞と
トムソン・ロイター引用栄誉賞に
ついては冒頭で説明しましたが
米国科学アカデミー外国人会員は
会員のうち200名ほどが
ノーベル賞受賞者という
権威のある学会で、
日本人では
坂口教授の他に本庶佑教授も
在籍しています。
本庶佑教授はヒトの免疫機能を
利用した抗がん剤「オプシーボ」を
開発した研究者で坂口教授と同様、
ノーベル賞受賞は間近と
いわれている方です。
坂口志文教授の妻と家族
坂口教授には教子さんという
奥様がいます。
坂口教授は教子さんと結婚して一緒に
渡米し、それ以来教子さんはずっと
教授の研究を手伝ってきました。
今も同じ研究室のスタッフと
して名前があります。
教子さんは『Nature』に論文を出すほどの
研究者なことから、
きっと坂口教授にとって
かけがいのない存在なんでしょう。
二人が並んだ写真を拝見しましたが
すごくお似合いのご夫婦です。
家族については妻の教子さん
については書かれていましたが
子供の事は情報がありませんでした。
お子さんはいないのかもしれませんが
いたとしたら、聡明なお二人の
遺伝子を受け継いで優秀なお子さん
なのではないでしょうか?
または美術が好きな坂口教授の
影響をうけて芸術関係のお仕事に
ついているかもしれません。
子供や家族についての情報は
わかり次第追記します。
まとめ
毎年花粉症でアレルギー性鼻炎に
なる人はたくさんいて
花粉症にならない人の方が
珍しい存在に思えるくらいです。
アトピー性皮膚炎にも悩んで
いる子供や大人もたくさんいるし、
喘息の原因ともいわれているアレルギー。
さらに重篤なアレルギー性疾患も
あります。
この厄介なアレルギーの
予防や治療ができたら
どんなに良いかわかりません!
世界的に注目されている
制御性T細胞。
ノーベル賞を受賞することで
その研究が一気に加速する
かもしれません。
坂口教授のノーベル賞受賞は
いつか、待ち遠しいですね♪
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました☆