インフルエンザの予防接種後の体調不良の症状と原因は?

10月に入るとインフルエンザ
予防接種が始まりますね。
どんな予防接種にも接種後
体調不良になるといった副作用があります。
一体この体調不良の原因
なぜ起こるのか調べてみました!
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予防接種のメカニズムとは

インフルエンザ

ワクチンともいわれる予防接種、
なぜ接種をすすめられるのでしょうか?

「おたふくかぜは一度かかると2度とかからない」と
聞いたことがある人もいるかと思います。

これはおたふくかぜにかかると
体内におたふくかぜの免疫ができるためです。

予防接種でワクチンが体内に入り、
自然に感染する状態をつくることで
体内に免疫を作ることができるのです。

ただし、予防接種をしたからといって
その病気が発症するわけではなく
安全にコントロールされた状態で
体内に免疫を作り出します。

そのため
感染しても発症しない
発症しても症状が重くならないのです。

ただ自然感染した場合と違って免疫が弱いため、
複数回予防接種をしなくてはならないこともあります。

予防接種後に体調不良になるのは?

どんな予防接種にも副作用があります。
最近では子宮頸がんのワクチン接種後に
重篤な副作用になった例も報告されています。

インフルエンザの予防接種も
過去に重篤な副作用で
死亡例が出たこともありましたが、
そういったケースはまれで軽いものが多いです。

インフルエンザの予防接種の副作用の代表的なものに

・接種した腕が赤くなる、腫れる、かゆみや痛くなる
がありますが、2~3日で症状はおさまります。

自分もインフルエンザの予防接種後に
このような症状が出ることが多いです。

かゆみは数日残り、うっかりかいてしまうと
また腕が腫れるんですよね
なのでかゆい時は
保冷材で冷やしてかゆみを抑える
ようにしています。

このような症状が出るということは、
体の中でインフルエンザの抗体が
作られている状態なんですね

そう思うと、
あの痛痒さも愛おしいかも♪

他にも、
発熱、さむけ、だるさ
といった全身性の症状が起きることもありますが、
こちらも2~3日でおさまります。

インフルエンザの副作用がでる確率は
10%~20%と言われています。
一見、多いように見えますが
安全性の高いワクチンとして評価されているんです
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注意すべき副作用(副反応)とは?

インフルエンザのワクチンは
不活性ワクチンといって、
接種をしてもインフルエンザが
発症しないように科学的に処理がされています。

大体が先ほど説明したような軽い副作用ですが、
中には重度の副作用もあるので症状が出た時は注意が必要です。

・注射したところが広範囲に腫れた

接種したところが
腫れたり赤くなったりすることはありますが、
広い範囲ではありません。

接種後に
腫れが肘のあたりまで広がるなど、
広範囲に腫れがあらわれたら体が
ワクチンに対して
過剰にアレルギー反応をおこしている
ことが考えられます。

すみやかに医療機関を受診しましょう!

呼吸が苦しくなる、じんましんが出る

インフルエンザ3

呼吸が苦しくなったり、
じんましんや吐き気、
意識障害、血圧の低下などは
アナフィラキシーショック
の可能性があり大変危険です。

これはワクチンに対する過剰なアレルギー症状で
接種後すぐから30分
くらいで急激に症状が重くなります。

予防接種をした後は
すぐに帰らずに30分程度待合室ですごしたり
すぐに病院に行けるようなところで様子をみましょう。

特に
卵アレルギー
の人は要注意です。
なぜなら、
インフルエンザのワクチンは卵をもとに作られるからです。

卵アレルギーのある人は
予防接種をする前に必ず医療機関に相談しましょう。

両手両足に力が入らなくなった

ギランバレー症候群
の可能性があります。

予防接種後すぐではなく、
接種後1週間から3週間
で症状があらわれます。

ギランバレー症候群とは、
手足に力が入らなくなり
しびれが生じ呼吸もしづらくなるため、
呼吸困難になることもあります。

神経内科を受診しましょう。

どんな予防接種にも
副作用はつきもののようですが、
インフルエンザの予防接種後に
腕が腫れたりかゆみがでたりなどの
体調不良などの副作用は軽くすむことが
ほとんどです。

ただし、
重度の副作用が起きて
亡くなった人がいることも報告されています。

予防接種後に
腫れや痛みがひどい、呼吸が苦しい、じんましんがでた
などの症状が出たときは速やかに医療機関を受診しましょう

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました☆