毎年ノーベル文学賞を受賞するのではないかと話題になっている村上春樹氏。
ご本人はちょっと迷惑そうなのですが、ノーベル賞の季節になると話題になるようになったのは著書「海辺のカフカ」が海外のフランツカフカ賞を受賞したからなんですね~
村上春樹氏の「海辺のカフカ」がなぜ海外で評価されたのか調べてみました♪
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10作目の長編小説
2002年9月に日本で出版された、村上春樹氏の10作目の長編小説です。
主人公は15歳の少年で、父親にかけられた呪いから逃げようと家出をして図書館の片隅で暮らすことになりますが、不思議な世界を行ったり来たりしながら少年の心は成長していく、といった内容です。
こうやって書くとファンタジー小説っぽいですが、本作品は暴力や残虐なシーン、性的描写も含まれています。
出版された2002年9月に「海辺のカフカ」のホームぺージが5か月間開設され、13歳の子供から老人まで海外からも様々な人々がホームページをおとずれ感想や質問を書きこんだそうです。
英語版が出版されたのは2005年ですから、この頃から海外にもファンがいたんですね~
ホームページに書き込まれた感想や質問はその後「少年カフカ」という本にまとめられています。
▶amazonはこちら村上春樹氏は読者のそれぞれの解釈を尊重し質問に対する答えを回答することはありませんが、自分とは違う視点での感想や質問を読むのも新しい発見があるかもしれませんね
村上春樹が海外で評価が高い理由
村上春樹氏は海外の文学作品の影響を大きく受けており、文章は英語向きで書かれているため翻訳しやすいため、海外の読者にも受け入れられやすいそうです。
日本ではあまり難しい表現を使っていないので、普段本を読まない人でもとっつきやすいそうですが実際読んでみると好き嫌いがはっきり分かれるようです。
また、各国に共通する人間の本質を書いているので海外の人は共感を得やすいんだそうです。
こんなに話題になっている村上春樹氏が日本の権威のある賞である直木賞や芥川賞を受賞したことがないのは、上記の理由だからそうです。
多様な解釈ができる「海辺のカフカ」
アマゾンのカスタマレビューを読んでいると賛否両論でアンチとファンがはっきりしていますね
おもしろい!
すばらしい!
とレビューしている人の方が多いのですが、
読むのがツライ
おもしろくない
と酷評をしている人もいるのは確か。
主人公は15歳の少年なのに聞いてる音楽が古臭い、とか現実離れしずぎ、何が言いたいのかわからないといったレビューもありました。
「海辺のカフカ」の登場人物を見るだけで、特徴的な人物が満載でどんな話に展開していくのかワクワクしてきますが、万人受けではないのかもしれませんね。
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蜷川幸雄による舞台化、2015年はワールドツアーも
もうすでに過去2回蜷川幸雄によて舞台化していますが今年はワールドツアーを行っています。
特徴的な登場人物など舞台化しやすい作品だし、蜷川幸雄の演出ですからこれは楽しみです!
ワールドツアーはロンドン公演を皮切りに、ニューヨークをまわり、日本で凱旋公演を行いました。来月11月からはシンガポールに続いてソウルでの公演が行われます。
「海辺のカフカ」
>>シンガポール千秋楽公演のチケットはこちら
「海辺のカフカ」実はまだ読んでいないです・・・
というか、村上作品がちょっと苦手なんですね~
読んでいてイライラしてきちゃうんです(;´・ω・)
でもノーベル賞とったら、読んでみよっかな♪
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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