近頃ニュースなどで頻繁に「円安」という言葉を見聞きしませんか?円相場が20年ぶりの水準や歴史的な円安、または50年ぶりの低水準などとも言われており、円安問題が大きく取り上げられています。20年ぶりの円安と聞くだけで良くないイメージですが、実際にどのような影響があるのか答えられない人も少なくないのではないでしょうか。
この記事では、円安がもたらす影響と円高 円安についてかんたんに解説していきます!
<目次>
円高 円安とは
円と外国通貨を比べる際に使用する言葉で、円の価値を円相場と言います。外国通貨より日本円が高ければ「円高」、日本円が安ければ「円安」になります。円高 円安 覚え方は具体的な例を挙げると、次の通りです。
円高 円安 覚え方
例えば、普段1ドルを100円で買えるとします。ある時、1ドルを80円で買えるようになれば円の価値が高くなり安くドルを買えるので「円高」になります。
反対に、1ドルを120円出さないと買えなければ、円の価値が安くなり買えるドルが減ってしまうので「円安」になります。
円安で起こる影響とは
円安になったから全てが悪いというわけではありません。実はメリットとデメリットの両方を併せ持っていますが、主に輸出する企業などにはプラスに影響する反面、日常生活にはマイナスに影響します。
円安のメリット
輸出製品の価格を安くできるので海外の販売が有利になります。また、円安になるほど外貨を円に替える際に利益が増えるため、自動車業界やゲーム業界など業績に好影響が出やすいです。円安になると、海外展開をする企業は恩恵を受けられるのがポイントです。
円安のデメリット
一方で、円安は私たちの生活に対して家計の負担増となる悪影響を与えます。輸入価格が高くなってしまい、海外製品やサービスなどが値上がりします。多くを輸入に頼る日本では食品やエネルギー資源の価格が上昇し、食費や光熱費などの生活費がより多く必要になってしまいます。
円安を引き起こす要因とは?
物価などが上がり続けることを「インフレーション」と言い、反対に物価などが下がり続けることを「デフレーション」と言います。インフレが進むことで、相対的に円の価値が下がってしまいます。景気の悪化や増税など、様々なことが関与してインフレの要因となり、為替相場も円安に動きやすい影響が出てしまうのです。
なぜ急速に円安が進んでいるのか
現在の円安水準は、日本の金融緩和と海外の金融政策の差で生じた金利格差によるものだとされています。ドルの方が金利が高いため、円を売ってドルを買うといった市場の流れになっているようです。
また、ウクライナ情勢などの影響も相まって輸入価格が高騰しています。こうした問題が家計や収益に悪影響を与えており、悪い円安と言えるのではないかとの見方が出ています。
20年ぶりの円安は今後はどうなる?
結論として、今後も円安が進んでいくことと予想されています。日本は金利上昇を抑え込む姿勢であるものの、円安は全体的にプラスであると捉えており大規模緩和は継続するとの考えを示しています。海外の金融政策も継続して行われているため、しばらくは円安のままなのではないでしょうか。
最後に
企業は輸出により増益のところもありますが、日常生活においては家計に打撃となる円安。経済が私たちの暮らしにとって、少しでも良い方向に進んでくれると嬉しいですね。それでは解説は以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました!