1986年に公開され、世界的に大ヒットしたスカイアクション映画『トップガン』。その続編『トップガン マーヴェリック』が2022年5月27日に劇場公開されます。前作に引き続き、トム・クルーズが主演を務めることでも話題となっていますが、今回は36年の時を超え、スクリーンに蘇るレジェンド映画の魅力に迫っていきましょう。
<目次>
『トップガン マーヴェリック』について
作品概要
トムクルーズ 映画の最高峰『トップガン』の続編である本作は、主人公・マーヴェリックを時間経過そのままにトム・クルーズ再主演という形で制作されました。2018年に撮影がスタートし、翌年に公開される予定でしたが、コロナウイルス流行などの諸事情により何度か延期されています。ストリーミング公開の打診もありましたが、トムが「ありえない」と拒否。迫力のあるアクションはスクリーンじゃないと体感できないと熱い思いを語り、3年越しにようやく公開されることとなりました。
あらすじ
かつてアメリカ海軍のエリートパイロット養成学校・通称「トップガン」の訓練生だったマーヴェリックが、ある理由を抱えながら教官として「トップガン」に舞い戻る。戦闘機と空のことを熟知しているマーヴェリックは、戦いの厳しさや守ることの難しさを訓練生たちに教えるが、型破りな指導方法に生徒たちは反発。生徒の中の一人で、訓練中に亡くなった親友・グースの息子との間にもわだかまりを抱えながら、やがて世界の危機を回避するための生還不可能なミッションに直面する。
スタッフ
- 監督:ジョセフ・コシンスキー
- 脚本:アーレン・クルーガー、クリストファー・マッカリー ほか
- 制作:ジェリー・ブラッカイマー、トム・クルーズ ほか
主要キャスト
- トム・クルーズ
- マイルズ・テラー
- ジェニファー・コネリー
- ヴァル・キルマー
- エド・ハリス
『トップガン マーヴェリック』ここに注目!
①受け継がれる人間関係
アクションシーンだけでなく、恋や友情、家族愛などの胸が熱くなる前作のエピソードが受け継がれる形で人間関係が絡み合う『トップガン マーヴェリック』。注目したいのは、前作でライバル関係にあったアイスマン役のヴァル・キルマーがトップガン マーヴェリック キャストとして出演することです。友情が芽生えたラストからどのように関係が変化しているのか、ぜひ確かめたいポイントのひとつです。また、前作では小さかった親友・グースの息子とマーヴェリックの複雑な関係性にも注目したいところ。さらに恋のお相手として、往年の美人女優・ジェニファーコネリーが新たにキャスティングされ、大人になったマーヴェリックがどのような恋模様を繰り広げるのかも気になります。
②撮影へのこだわり
前作と同じく、CGに頼らず実際に戦闘機を飛ばしてリアルな映像にこだわった本作。俳優たちも本物の戦闘機に搭乗し、飛行中にかかる重力8G(一般人は6Gで失神すると言われています)に耐えられるトレーニングをして撮影に臨みました。最新技術を駆使した6台のIMAXカメラをコックピット内に搭載し、俳優たちのゆがむ顔やうめき声などのリアルな表情をとらえることに成功。観客はコックピット内にいるかのような感覚を楽しめます。
③レジェンド俳優のトム・クルーズ
『ミッション:インポッシブル』シリーズをはじめ、これまでに数々の大作に主演しているトム・クルーズ。ハリウッドエンターテイメント作品の申し子と言っても過言ではないトムの出世作の続編とあらば「見ておかなければ!」と思う映画ファンも多いはずです。また、80年代に青春を過ごした『トップガン』世代にとっては、絶世の美男子ぶりが光る前作から、もうすぐ還暦を迎えるトムのビフォーアフターが楽しめるのも注目ポイントとなるのではないでしょうか。フライトジャケットを羽織り、夕日をバックにバイクで走る印象的なシーンが36年の時を超えて再び見られるとなれば、それだけで心が満たされるでしょう。
④エモーショナルな音楽
劇中で流れる音楽も大ヒットした『トップガン』。名作ぞろいの楽曲の中でも、映画の象徴ともいえるケニー・ロギンスの「デンジャー・ゾーン」やハロルド・フォルターメイヤーの「トップガン:アンセム」が『トップガン マーヴェリック』でも使用され、そのエモさに胸が高鳴ります。また、胸に響くレディー・ガガの主題歌「ホールド・マイ・ハンド」が映画をしっかりと盛り上げます!
まとめ
今回は36年ぶりの続編に期待の声が多く上がる映画『トップガン マーヴェリック』について紹介しました。前作を鑑賞しておいた方がよりスムーズですが、回想場面が盛り込まれた作りになっているので、知らない方でも楽しめるのではないでしょうか。迫力のある戦闘シーンや胸が熱くなる人間ドラマを、ぜひ大画面のスクリーンで体感しましょう!