「透明なゆりかご」ネタバレ!失明?!ハイリスクで出産した妊婦の話

今話題のマンガといえば「透明のゆりかご」
産婦人科で繰り広げられる出産の光と闇を
見習い看護師として見てきた作者の
沖田×華(ばっか)さんの体験記です。

今回は3巻第18話に収録されている「ハイリスク出産」の話についてお届けします♪
出産で失明?!
なぜそんなことに?
ネタバレありなのでご注意です!
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「透明なゆりかご」

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今回ご紹介した「ハイリスク出産」は3巻の第18話に収録されています。

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「透明なゆりかご」ネタバレ!予定外の妊娠が発覚

赤ちゃん手三つ葉

患者さんの菊田里佳子さんは小さい頃に劇症1型糖尿病を発症した時に網膜症で弱視になりました。
糖尿病患者の妊娠の許可は大まかにわけると

・極端な肥満でないこと
・進行した腎症 網膜症がない、または安定していること
・血糖値コントロールがよいこと

でした。

当時(1997年)は現在と違って
1型糖尿病患者の血糖値コントロールが
難しい時代でした。

出産を決断した場合は
ハイリスク出産となると院長からつげられます。

ハイリスク出産の場合、
母体は糖尿病昏睡や出産時の脳出血、
けいれん発作が起きる可能性があります。

また胎児にも影響が現れる可能性もあります。

里佳子さんは

予定外の妊娠だったので産むことはない

とその場で院長に話診察室を出るのですが、
その姿を見た主人公×華(ばっか)は
里佳子さんが妊娠したことで
自分を責めているように見えたのでした。

産まない、と院長に告げた里佳子さんですが、なぜか産むことを決心します!

その理由は、
診察の帰り道、偶然会った×華(ばっか)と話したことが、里佳子さんの気持ちを後押しすることになったからでした。



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「透明なゆりかご」ネタバレ!1型糖尿病とは?

糖尿病という病気はよく耳にすることがありましたが、
具体的にどんな病気なのかはあまり知りませんでした。
このマンガを読んで、出産にも影響することを知りましたね

糖尿病とは簡単に言うと、
血糖値をコントロールする脾臓から
分泌されるインスリンというホルモンが
足りなかったり、うまく作用しないため
体が常に高血糖の状態になっている病気です。

糖尿病で怖いのは合併症です。一例を紹介します。

・たちくらみ(起立性低血圧)
・動脈硬化や心筋梗塞
・神経障害
・網膜症、白内障
・脳卒中

などなど、他にもいろいろとありますが
全身に合併症が起こる可能性があります。

里佳子さんは網膜に合併症が出ている
ようですね。

治療法としてはインスリンを補充することで
血糖値のコントロールを行います。

×華(ばっか)がバイトをしてた当時の1997年には
現在の治療薬である超速攻型や特効型溶解インスリンはなく
1型糖尿病患者の血糖値コントロールは難しい時代でした。



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「透明のゆりかご」抱えきれずにこぼれだした思い

診察の帰り道、小学校の運動会を見ている
里佳子さんを見かけた×華(ばっか)は話しかけます。

すると里佳子さんは子供のころ病気が原因で
運動制限をされていたため
いつも運動会は見学で
親はあんなふうに走る自分を
応援したかっただろうな、と話だします。

糖尿病で網膜症にもなってしまった
自分に対して親は大切に育ててくれたのに、
親孝行できないつらさや、今回の妊娠も
産むことを決断したらまた迷惑をかけしまう。

そんなことまで打ち明ける里佳子さんを見て
×華(ばっか)は

妊娠のことを一人で抱えきれない

のかな、と思います。

×華(ばっか)はそんな里佳子さんに
自分が体験していることを交えて話をします。

それがその後里佳子さんの
背中を後押しするとは思いもよらずに・・・

この×華(ばっか)の言葉がいいんですよね~

これは本作品を読んでもらった方がいいかなーと思います!
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産むことを決断した里佳子さん、夫は反対するが・・・

ハイリスク
ダンナさんと二人で診察におとずれた里佳子さん。

中絶の予約をいつにするか?という院長の問いかけに

里佳子さんは

「私産みたい!産ませてほしい!」

と言います。

2人で産まないって決めたじゃないか、
とオロオロするダンナさん。

里佳子さんは、
この先いつ血糖値が安定するかわからないし
体の状態も悪くなるかもしれない。

避妊もしていたのにこのタイミングで妊娠したのは
意味があることなのではないか?

子供が選んできてくれたんじゃないかって思う

と、ダンナさんを説得します。

しかし、ダンナさんは

出産は命にかかわることで、
産むことが体に大きな負担をかけるから、と考え直すように話します。

里佳子さんは最後に

「自分の子を見たいの・・・」

と泣きながら言います。

×華と帰り道に話したことが、里佳子さんの背中を後押ししたんだなーと思うシーンでした。

院長は出産は本人の意思が最優先されること、
検査の結果数値は高めだが妊娠後に
下がっていていることからハイリスク出産になるものの、
慎重に健診しながら出産に取り組みましょう

と話します。

喜ぶ里佳子さん(*´ω`*)

院長先生、心強い!



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失明の可能性が!妊娠の継続をあきらめる?!

ハイリスク2
厳しい体調管理で安定した里佳子さんですが、
運命は残酷でした。

妊娠28週目に、目がおかしいことにダンナさんが気づきます。
メガネの度が合わないだけ、とごまかす里佳子さん。

ダンナさんが眼科に連れて行くと、両目の網膜に出血がありこのまま進行したら失明の可能性が高いことがわかります。

最初のレーザー治療で効果がなかったら
進行を止めることは難しい、
これ以上里佳子の体に何かあったら
もう負担をかけられないから

今から中絶できないか?

と診察の時に院長に話すダンナさん。

中絶はできないが陣痛促進剤を使って
出産を早めることはできるけど、
赤ちゃんは残念なことになるかもしれない、
と告げる院長。

すると、

「薬は使わずに自然に産ませてください」

と里佳子さんが言います。

今回はあきらめよう、と反対するダンナさん

自分の命より赤ちゃんの命を優先してほしい

きっぱりと言い放つ里佳子さんにダンナさんはそこまでして・・・と驚きます。

「私は大丈夫だから、お願い産ませて」

にっこりと笑顔でそういう里佳子さん。
この一コマはとても印象的でした( ;∀;)

女性は妊娠すると自然と母性が強くなります。
お腹の中に赤ちゃんを24時間感じながら生活する
妻と夫ではその覚悟の差は大きい。

そう感じさせる言葉です。

目のレーザー治療が効果を発揮してくれれば
失明は免れるのですが、どうだったのでしょうか?



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「透明なゆりかご」ハイリスク出産の究極の選択とは

網膜の出血のレーザー治療を受けた里佳子さん。

しかし・・・

その効果はありませんでした・・・・

その結果、出産前後に失明の可能性が高まったことになります。

その後自宅で破水した里佳子さんは
事前に紹介された病院に転院し、
帝王切開の準備に入りました。

分娩の前に里佳子さん夫婦に
意思確認をさせてほしいと医師は告げます。

分娩中に母子ともに危険な状態になったときに、どちらを優先させますか?

今まで里佳子さんの体の負担を考えて
出産に反対していたダンナさんでしたが、
里佳子さんが言う前に

子供を優先させてください

と言います。

とまどう里佳子さん。

「妻もそう希望しておりますし、夫婦の気持ちを一つにして出産にのぞもうと思います。」

そう医師にきっぱりと告げるダンナさん。

オレも覚悟を決めたよ・・・

ハイリスク出産などで、
赤ちゃんと奥さんのどっちの命を優先するかの
決断をゆだねられることがしばしばあります。

どちらの命を選ぶのか?

まさに究極の選択。

両方とも得られるのが一番ですが、
運命はそうはいかないこともあります。

身を切られるような決断ですね。



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「透明なゆりかご」無事に出産、里佳子さんの目は?

ハイリスク4

無事に女の子を出産した里佳子さん。
生まれたばかりの女の子を里佳子さんに
抱かせるダンナさん。

このとき里佳子さんの目は
ほとんど見えていませんでした。

退院して×華(ばっか)のいるクリニックに
お礼の挨拶に夫婦で訪れます。

里佳子さんは×華(ばっか)に話します。

目が見えなくなると言われても
前のように怖くなかったこと、

目が見えなくても育児をしているお母さんは
たくさんいるだろうと思ったこと、
そして今までの人生を振り返ります。

子供のころから糖尿病のため、
いつ倒れるかわからないから自由に行動できず、
大人になってからは仕事も長続きせず

みんなに迷惑がかかるから、
といつも自分の部屋にこもっていて
守ってもらうばかりだった。

それで

「自分が生きている意味って何だろう?」
と思っていた。

出産を経て

「私、今人生で初めて何かを
やりとげたように思います。」

病気が悪化する前に産んでよかった。

出産が里佳子さんが抱えていた
周りへの遠慮と自分で何かをやり遂げたいと
思うモヤモヤを解決してくれたんですね(*´ω`*)

今まで守られていた里佳子さん、今度は守る側になったことで強くなりました。

そんな里佳子さんの姿を見て×華(ばっか)は
自分も妊娠したらそんな風に思えるのかな?と思います。



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「産みたい!」って体が叫びだしたの

×華(ばっか)にお礼を言いたいと
やってきた里佳子さん。

あの時(診察の帰り道)
×華(ばっか)と話したことで産む決意ができた
こと、それと妊娠が分かった時、
体が叫びだしたこと。

「産みたい!」

その気持ち抑えられなかった、
不思議ね、と里佳子さんは話します。

赤ちゃんとダンナさんとで歩き出した里佳子さんが
白杖を使っていることに×華は気がつきます。



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「透明なゆりかご」ハイリスク出産を読んで感想

個人的には帝王切開をする前に
赤ちゃんと母体のどちらの命を優先するか?と医師から聞かれ

ダンナさんがきっぱりと

子供を優先します

と言ったところがジ~ンってきました( ;∀;)

作品の終わりに×華が今回のことをふりかえった時、
自分の命に代えてまで出産を選んだ里佳子さんの強い姿に心を打たれ

「命に代えてもやりとげたいことって
人生にどれくらいあるのだろう?

子供を産むということはその一つかもしれないと思う

と自問自答します。

う~ん、命に代えてとなると
やっぱり出産かなぁと自分も思います。

「守らなければならない命を感じた時、人は強くなれる。」
「『生きる幸せを何に感じるか?』
それを見つけられる人は素晴らしい人生を送れるのではないか」

深い!

毎回深いんですよ~
絵がリアルじゃないから
逆に突き刺さるんですよね・・・不思議だ。

今回の「ハイリスク出産」
かな~りおススメです♪

ストーリーは重いけど、絵柄がギャグ漫画みたい
なので中和してくれますよ!(*´ω`*)

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今日も最後まで読んでいただきありがとうございました♪